「ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって『ぶどう酒がありません』と言った」ヨハネ2:3

 カナの結婚式で、ぶどう酒が無くなってしまった。その時に、マリヤは、まず「イエスに向かって」助けを求めた。そのマリヤに、主は「わたしの時はまだ来ていません」と答えられた。その意味は、わたしの時とわたしの方法がありますから、ということだ。マリヤは、その主に、事態を委ねた。

 

そして主がこの場を何とかして下さると信じたので、手伝いの者たちに、あの方が言われることを何でもするようにと伝えた。すると主は彼らに、「水がめに水を満たしなさい」と指示された。そして「宴会の世話役のところへ持って行くように」と。彼らが、主の言われる通りに従った時に、奇跡が起きて、問題の解決が与えられた。

 

水がぶどう酒に変えられて、人々は大いに喜び楽しんだ。結婚式で、大切なぶどう酒が無くなるという、大失態になるところが、更に大きな祝福に変えられた。私たちも、突如の問題が起きた時は、まずは、マリヤのように「ぶどう酒がありません」と、主に向かって祈ろう。そして、主の御声に耳を傾けよう。その主の言われる事に、その通りに従おう。

 

そうする時、主が事態を引き受け、みわざをして下さる。そして、主の栄光が現わされる。今、思い煩いがあるだろうか。問題があるだろうか。自分で動き回らず、自分で何とかしようとせず、まずそれを主に告げよう。主に向かって祈ろう。そして主の御声に耳を傾け、示しを待とう。それに従う時、みわざを見る。

 

----------私達も「ぶどう酒がありません」の祈りから主の栄光を拝することができる。ぶどう酒さえあれば安心だった自分の不安、思い煩いが、主がどんなことも感謝に変えてくださることを経験で知っていきたい。