日々のみ言葉


「人の望むものは、人の変わらぬ愛である。」箴言19:22

私たちは、人の目が気になり、他人の評価が気になって仕方が無い

という、根深いものがあるだろうか。肉の性質があるので、どうし

ても人に認められたい、受け入れて欲しい、との強い思いがあるだ

ろうか。「人の望むものは、人の変わらぬ愛」とあり、私たちは生

まれつき、人の愛を求めていると言っている。

 

アダムとエバが、神に逆らい、罪の方を選び、罪を犯した。その罪

により、主との関係が断たれてしまった。それまで主の豊かな愛を

受けて、主との交わりの中で、充分に満ち足り、喜びに溢れていた

のが、その関わりを失ってしまった。それゆえ、人は、人の愛を求

めるようになった。これは普段、無意識で、認識していないだけで、

自分が思う以上に根深い。

 

人からの愛が欲しいので、良い人と思われたいし、人に嫌われたく

ない。これが高じて行くと、人の顔色ばかりを気にし、「ノー」が

言えなくなる。心は「ノー」なのに、嫌われたくないので「イエス」

の行動をして行く。信仰によってでなく、嫌々、強いられて、建前

で生きると、本当の自分を生きる事ができない。「ノー」が言えず、

嫌々、強いられて、相手に合わせて行く。すると相手を嫌い、憎む

ようになってしまう。

 

そのためにも、きちんと「ノー」を言うことが大切だ。思うところ

があれば、主のもとに行き、御霊に心を探って頂こう。心の内をこ

とごとく告げて、主と交わろう。様々な気づきを与えて下さり、御

心へと導いて下さる。自由に、自由にして行って下さる。

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ノーが言えない自分を認めず、かといってイエスも言えず、相手を

敬遠してしまう。よく経験する。主に祈り、本音の部分を明らかに

されて、主の導きの中で手放していきたい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係