「いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリスト の名によって父なる神に感謝しなさい」エペソ5:20

ある本にこんな箇所があった。サタンが倉庫に様々な「種」を持っていた。これから蒔こうとする種だった。一番大量にあったのが「失望」という種であった。この種が一番よく育ち、多くの実を結ばせるのだ。この種が一番効果的で、たやすく、人々を神から離すことができる。強力な種だ。これを蒔きさえすれば、後は放っておいても順調に育つ。

 

しかし、この種が一つの場所だけに何の効き目もない事を、サタンは認めた。幾ら蒔いても、効果があったためしがない。「それはどこの場所か」の問いに、「感謝する心」とサタンは答えた。「失望」はサタンの最強の武器で、信仰者にとって一番の敵だ。心沈ませ、気力を奪ってしまえば、どうにも出来ない事をサタンは知っている。

 

逆に「感謝」のある所では、サタンも何もどうにも出来ない。サタンの足場が無くなってしまう。良い事だけでなく、一見都合の悪い事も「すべての事について感謝」する事は力だ。一見都合の悪い事は、悪い事ではない。そこから逆転、素晴らしい祝福につながっている。

 

ある人が苦しい状況にまず感謝して、感謝を続けた。すると「御心に従ったのに、なぜ?」「なぜ?助けてくれない?」の思いが消えた。状況はそのままだが、心に平安が臨んだ。やがてその事態は導かれて行った。疑いやつぶやきの、サタンの罠にはまらず、感謝を選ぼう。これは選択だ。

 

・・・・・・・・・・・・不意の事態が起きた時、主飛んでしまい、目の前の事の思い煩いでいっぱいになる。状況を見ている目が、主に向いた時、「愛されている」「ご計画がある」「しようとされている事がある」「万事益」そこに目が向く。「いつでも」「すべての事に」「感謝せよ」の御言葉に従う時、自分がまず変えられる。