「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます」 ルカ1:35   

時に、理解を越えた事態にでくわす。マリヤがそうだった。突然、御使いが現われ、仰天するようなメッセージを告げた。マリヤがみごもると言う。男の子が生まれるので、名をイエスと付ける事。その子は神の子であり、預言されていた救い主だと。しかし、マリヤはその言葉に応答し「どうして処女の自分にそんな事が」と尋ねた。

 

大きな戸惑いであったが最初から全面拒否でなく、まず受け止めて対応した。御使いは答えた。聖霊によると。不妊のエリサベツにすでに奇跡がなされている。神に不可能はないと。これらの言葉を聞いた時、マリヤは「おことばどおりこの身になりますように」と身を差し出した。

 

結婚前にみごもるなら、姦通罪として死刑だ。ヨセフの立場はどうなるのだろう。聖霊により妊娠したなどと信じられるのだろうか。信頼関係も壊れ、婚約も破綻し、夢に描いた結婚も消え去るだろう。死をも覚悟の上での告白であった。マリヤは、神の言葉に身をもって応えた。

 

救い主の母となる恵みが実現したのは「私は主のはしためです」とへりくだり、「この身になりますように」と身を明け渡して、応答したゆえだ。私達も突如の事態には、大きく戸惑い、動揺する。しかし、拒否、否定的にならずに、主からのものと、まずは受け取れるよう祈ろう。 そして「自分の思い通りに」でなく「お言葉の通りに」と言える事を求めて、ありのままの気持ちを祈ろう。取り扱われ、自分が変えられて行く。そして従う時に、聖霊の力が臨み、大いなる恵みが備えられている。

 

------------認められない現実を前にすぐに「お言葉の通りに」とは言えない。できれば回避したい。神からのものであると向き合えない現状も主に告げていこう。そのひとつひとつの過程も主は導いてくださる。