「悪魔はすでシモンの子イスカリオテ・ユダの心に、イエスを売ろ うとする思いを入れていたが・・」ヨハネ13:2

サタンは、獲物を求めて捜し回る、腹をすかせたライオンだ。うの目たかの目で、獲物を狙っている。ヨブを襲った。全財産を何もかも奪い、子供たちを奪った。ヨブの全身を激しい苦痛の腫れ物でおおった。ダビデを誘惑し、バテシバとの姦淫、ウリヤ殺害の二重の罪を犯させた。

 

又、人口調査の罪を犯させた。ペテロに襲いかかり、主を三度否ませた。アナニヤとサッピラを誘い、献げ物の事で、神を欺かせた。サタンは人殺しであり、偽り者で、真理がない者だ。「あらゆる獣のうちで、蛇が一番狡猾であった」人間を遙かに越えたずる賢さ、悪知恵を持つ者だ。騙されないように警戒しよう。

 

悪魔は、自由自在に思いの「火矢」を吹き込んで来る。心に湧き上がる思いをよくよく見張ろう。自分の思いでなく、悪魔が吹き込むものだ。突然の人への憎しみ、怒り、敵対心が湧き起こる。ある種の邪悪な思いや、罪深い思いが浮かぶ。しかし、それは悪魔から投げられた矢であり、思いが来たから罪なのではない。

 

思い自体は罪ではないとわきまえていよう。悪魔のしわざであり、平安を奪われてはならない。悪魔の火矢を止める事は出来ないが、大盾で防ぐ事ができる。主も悪魔の誘惑に会われたが、「罪は犯されなかった」。誘惑は来るが、それは罪を犯した事にならない。同意する事が罪を犯すことだ。まず一番に「主よ!」と助けを求めよう。

 

---------------苦い思いがくると相手やまた自分を責めてしまうが、本当に戦う相手を見極めていよう。平安を奪い、神の愛から離そうとするサタンに感情をコントロールされる前に主を呼び、御言葉で勝利しよう。