「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお使わしに なる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え・・」ヨハネ14:26

青いサングラスを通して、景色を見ると青色に見える。又、赤いセロファンを通して見ると赤色に見える。私たちは、何色かのセロファン、サングラスを通して世界を見ている。自分の偏見や思い込みで見ているなら、そのような自分の色にしか見えない。そうではなく、ありのままの景色を見たいなら、どうすればよいか。色メガネをはずす事だ。

 

自分の心の中の偏見、偏った、間違った見方が問題だ。もしかして自分の見方が間違っているかも知れない、肉の価値観、偏見かも知れないとの姿勢は大切だ。そうなら、御霊の気づきへと導かれて行く。ある人が対人関係で問題が起きた。どう見ても、相手が悪いとしか思えなかった。非があるのは相手、自分は被害者であって、悪くない。理不尽であり、怒りや恨みがある。

 

あくまでも相手が悪い、にしか立てないので、実は、自分も罪を犯している事に気づかなかった。赦せない、愛が無い、裁いている、憎しみと怒り・・、自分の姿は見えなかった。迷い出てしまっていた。御霊の気づきが与えられ、相手に確かに非があるが、自分の罪は罪として認め、悔い改めた。

 

その時、平安が来た。そして、不思議が起きた。見方が変えられたのだった。今まで相手を責める一方だったが、相手の状況、背景、置かれた立場に初めて思いが至った。そうした相手がかわいそうに思えた。気がつくと、相手のために祈っていた。自分が変えられた事に驚いた。

 

-------------助け主なる御霊は教えてくださる。固執している思いや考えの中から気づきを与えて、導き出してくださる。平安なく心を騒がしている時こそ、聞き分けよう。御霊の導きを祈ろう。