「主のはかりごとはとこしえに立ち、御心の計画は代々に至る」 詩篇33:11

信仰人生の中で、時に、目の前で道が閉ざされる事を経験する。自分はどうしても進みたいのに、門が閉じられてしまう。神からの「ノー」を突きつけられ、現実と向き合わせられる。非常に厳しく感じる。入学試験、就職試験、対人関係、様々な事態で直面する。自分の思いとは全く異なり、思ってもみない方向へ向かう事になる。

 

自分の思いがあり、それと違うので、受け入れ難く、失望落胆してしまう。「ノー」は、進路だけでなく、自分自身も否定されたように感じてしまう。何度も何度も就職試験が不合格になると、人格まで否定されているように勘違いしてしまう。

 

しかし神には、行き当たりばったりという事が無い。最初から、完全な計画を持っておられる。あなたの思いの道が、神の御心と違っていたのだ。神は、正しくあなたを御心の道へと導いておられる。人生の「ノー」を神のご意志として受け取ろう。別の道が備えられている。開かれた道を進めばよい。

 

ある人は、ことごとく道がふさがれて行った。進もうとすると閉ざされた。それで自分のしたい事を横に置いて、神が、自分にさせたいと思っておらる事を祈り求めた。そのように祈りを変えると、なすべき事が示され、道が開かれたのだ。御心を確信し、働きを始めた。

 

自分の思いで進んでいた時は、しょっ中、挫折した。行き詰まり、途中で投げ出した。しかし、自分が始めた事でなく、神から始められた事は、成し遂げられて行く事を初めて経験した。主のはかりごとだけが成り、とこしえに立つ。

 

-------------祈ってすぐに動きたくなるが、それは神のご計画の邪魔をしてしまうのではないかと謙遜に立ち止まり、神の働きを待ち望む態度になれるようにと祈っていたい。