「ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって『ぶどう酒が ありません』と言った」ヨハネ2:2

カナで結婚式が執り行われていた。そこに主が出席されていた。弟子たちも主の母マリヤもいた。その結婚式の最中に、ぶどう酒が無くなってしまった。当時の結婚式に、ぶどう酒は無くてはならぬものだった。結婚式では、人々はぶどう酒を心行くまで飲み干し、結婚式を喜び楽しんだ。

 

途中で無くなるなど、あってはならぬ事態で、花婿花嫁の顔は丸つぶれだ。心配したマリヤは、すぐ主のもとに行き「ぶどう酒がありません」と告げた。私たちはどうだろう。不安な事態が起きると、思い煩いに落ち込むだろうか。 不安と恐れにさいなまれ、心が真っ暗になるだろうか。

 

また、何とかしなければと、即、動き回るだろうか。あるいは周囲を巻き込んで、騒ぎ立てるだろうか。マリヤのように、思い煩うのでなく、騒ぎ立てるのでなく、動き回るのでなく、すぐに主のもとに行こう。祈りに持って行こう。

 

結果的に、主はみわざをして下さった。主は時を備え、主が解決へと導いて下さる。マリヤは主を信じ、委ねた。だから手伝いの人々に、主の言われる通りにするようにと告げた。主が御心を成し遂げて下さると信じた。最高のぶどう酒が振る舞われた。

 

今、目の前に極めて不安な事態があるだろうか。思い煩わず、動き回らず、まず主のもとへ持って行こう。そして主に委ね、信じて待とう。主が動き、働き、みわざをして下さる。

 

---------------最悪の状況では最悪のシナリオしか浮かんで来ないだろう。そこで主を呼ぼう。いく度も最悪の後に主の助けを得てきた。悩み動く前に主を呼び祈ろう。