「私たちはみな、多くの点で失敗をするものです。もし、ことばで 失敗をしない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御で きる完全な人です」ヤコブ3:2

聖書には、舌について、多くの戒め、勧めが出て来る。普段どうだろう。余り考えずに、言葉を次から次へと発しているだろうか。舌にはよくよく注意を払って、気をつけるようにと言われている。「外側から人に入って、人を汚すことのできる物は何もありません。人から出て来るものが、人を汚すものなのです」とあり、人の口から出る言葉は、人を汚してしまう。 「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。しかし知恵のある人の舌は人をいやす」ともあり、言葉は人を刺し殺すことも、人をいやして、建て上げることもできる。舌は両刃の剣だ。「軽率」も気をつけよう。「知恵ある人の舌は、人をいやす」、相手をいやす事ができたなら、どんなに幸いだろう。

 

「あざける者たちは町を騒がし、知恵のある人々は怒りを静める」、知恵のある人は、人の怒りをも静める。その知恵はどこから来るのか。「このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです」「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち・・」。 

 

この知恵はキリストにあり、上からのものだ。人をいやすのは、主からの言葉、上からの言葉だ。御霊に導かれ、発せられた言葉が、人をいやして行く。まず自分自身が日々、御霊に従い、導かれて行く時に、そのように用いられて行く。

 

-----------制御されない肉が舌によって表に現れ、人に影響を及ぼしていく。恐ろしい器官だ。神だけが人には手に負えない舌を制御される。上からの知恵を求め、肉ではないのかと吟味していこう。