「彼は恐れて立ち、自分のいのちを救うため立ち去った・・えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った」Ⅰ列王19:4  

エリヤは、バアルとの激しい戦いで、大々的な勝利を遂げた。そのエリヤが、イゼベルの殺害の脅しに、恐れておびえて、逃亡した。あれほどの大きな戦いに勝利したエリヤが、何とも信じられないが、霊的勝利の後は、特に危険と言われている通りだ。特別にサタンの攻撃と誘惑が来る。安堵しきって、油断してしまう。

 

勝利の後こそ、身を引き締め、慎み、いっそう主に拠り頼む必要がある。あの信仰と祈りで勇敢に戦ったエリヤが、恐れで、自分の命を救うために逃げ出した。この事の原因はイゼベルの言葉だった。神の言葉よりイゼベルの言葉を受け入れてしまった。どの言葉を聞き、どの言葉を捨てるかは極めて重要だ。

 

その言葉に自分が影響受け、動かされてしまう。激しい戦いで心身消耗していたエリヤはイゼベルの殺害命令の言葉に反応し、恐怖を抱いた。私たちはどの言葉を入れているだろう。神の言葉か、サタンの言葉か。主はエリヤを眠らせ、食事をとらせ、十分な休息を与えられた。まず身体の回復を与え、ホレブの山に向かわせ、山上で主の前に立つように命じられた。

 

激しい大風、地震、火の後に、かすかな細い声があった。エリヤはその細い御声に耳を傾けた。神はエリヤの間違いを訂正し、新たな使命を与えられた。死を願っていたエリヤが、神の使命を全うするために。再び立ち上がる事ができた。スランプから脱っするためには、御前に静まり、御声に耳を傾けることだ。主との交わりから、御言葉から、新しい力が湧き出る。無気力から立ち上がれる。

 

-------------心身疲弊してしまうとネガティブな声を信仰で切り離そうとしても自分ではどうにもならなくなる。外から内から湧き上がるストレスを遮断できるよう主に今の正直な思いを告げていこう。必ず御霊の導きにより自分を取り戻せる。