「欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます」ヤコブ1:15

「人は自分の欲に引かれ」とあり、人には欲望があり、強い欲求がある。主は、人を欲望を持つ者として創造されたので、欲望そのものは罪ではない。しかし、それ自体は良いものだが、人間には罪の性質があるため、欲望に引かれ、おびき寄せられ、誘惑され、罪を犯すことになってしまう。

 

「自分の欲」とあるように、外側の問題ではなく、自分の内側に問題がある。様々な問題が起こる時、相手が悪い、相手が原因だと思いたいが、実は、相手の問題ではなく、「自分の欲に引かれ、おびき寄せられ」た結果だと。相手の悪い態度で、敵対心を抱き、憎しみが湧く時、どう見ても、相手が悪いとしか見えない。

 

しかし敵対心を抱き、憎むという罪を犯したのは自分だ。それを決して認めたくないので、相手のせいにしている場合も多い。だが、相手のせいにしている限り、欲望に引かれ、おびき寄せられている自分の姿が見えない。サタンは、私たちの欲望に働きかけ、餌を投げかけ罪に誘惑する。が、サタンは、私たちに罪を犯させる事はできない。

 

サタンは誘う事しかできない。 その誘惑に乗って罪を犯してしまうのは、私たち自身の選択であり、私たちの責任となる。自分は何に強い欲望があるのだろう。そこに誘惑が来る。名誉、地位、富、人の賞賛、人からの評価、人の愛・・自分の一番強い欲は何だろう。それを知り、認めて、祈って行く時、必ず守られる。

 

------------いつも失敗する自分の弱さを知っているだろうか。認めたくない所をサタンはピンポイントに突いて来る。認めたくない所、見たくない所こそ認め、祈りにつなげよう。