「真実のくちびるはいつまでも堅く立つ。偽りの舌はまばたきの間だけ」箴言12:19

口から言葉が出て来るのだが、「心に満ちていることを口が話す」とあり、実は言葉は心から出て来る。言葉は、口でなく心の問題だ。そのため、心をいつも御霊に探って頂く必要がある。心が屈折していると、屈折した言葉が出て来る。つまり何かくせのある物言いが出るのは、心に何かが潜んでいる。

 

心に苦みがあると、幾ら繕おうとしても、言葉にトゲが出る。心にあるものは、必ず外に出る。又、口から言葉を出す前に、一呼吸置こう。その内容は「真実」か? 真実でなければ、言ってはいけない。偽りになる。又、真実であったとしても、話す「必要」があるか。事実だが、醜聞など、あえて話す必要の無い事柄は多い。

 

又、愛があるだろうか。親切だろうか。愛がないなら、うるさいシンバルだ。悪意はないか。愛の無い言葉は発すべきでない。悔い改めによって、発した言葉を回収しなければならなくなる。「まやかしの証人は滅びる。しかし、よく聞く者はいつまでも語る」(箴言21:28)。主の言葉をよく聞くことが、語ることの秘訣だ。

 

日々、心に御言葉を受け取り、御言葉に浸り、いつも思い巡らしていよう。心の中の思い煩い、不安、妬み、ネガティブな屈折した言葉を、主の言葉と置き換えて行こう。その時、御霊により、思いが変えられて行く。人の言葉に振り回されそうな時、御言葉を握りしめ、御言葉に拠りすがろう。

 

少しずつ少しずつ御言葉が自分の価値観となり、自分が変えられている事を発見する。御言葉が心に根差す時に、口から感謝が溢れ出て来る。

 

-------------心に思い煩いがある時など、口から出る言葉はついネガティブになり不安の害毒を伝染させてしまう。心にある思いを日々主に整えられて希望や喜び愛に満ちた言葉を発していきたい。