「あなたの目は前方を見つめ、あなたのまぶたはあなたの前をまっすぐに見よ」箴言4:25

私たちは、根深い古い性質があり、どうしても人の目を気にしてしまう。嫌われたくない、良い人に見られたい。救われる前の古い価値観、この世の価値観は、ずっと人との比較の中で生きて来た。人の目に自分がどう映っているかを絶えず意識する。神の御前でなく、人の目に映っている自分を意識して演じてしまう。それは本当の自分ではない。

 

絶えず「人の目に映る自分」を見ているので疲れ果ててしまう。人によく見られようと、自分でない自分、自分以上の自分を見せようとする。比較からは必ず優越感と劣等感が生まれる。そこから競争意識による妬みが出て来る。自分が欲しいものを持っている相手を妬む。解決の道は、比較を止める事だ。

 

比較さえ無ければ、優越感や劣等感、妬みから守られる。まっすぐに主だけを見ておれたら、どんなに幸いだろう。しかしそれがなかなか出来ない。だが、神が備えて下さった道がある。それは、比較する自分、人の前に演技する自分、背伸びをして、自分以上によく見せようとする自分、ごまかす自分、それらを主の御前にそのまま行き、認めることだ。

 

それが主の御前にへりくだる事だ。隠さず、欺かず、逃げずに、自分の本当の姿を、主に告白することだ。その時、主は受け止め、働いて下さる。人ではなく、主を見るように助けて下さる。解き放たれて、自由にされて行く。正直に告白するなら、神は赦し、すべての悪からきよめて下さる。自分でどうにも出来ない事を、神がして下さる。

 

------------飾らないありのままの自分で御霊の導き、確信、平安など主からのものを受け取る前に、まず人を意識してしまうと分からなくなる。主が望まれている道へ、真っ直ぐに目を向けられるよう心を配っていよう。