「あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください」ピリピ2:2

ピリピ教会には、不一致の問題があった。「ユウオデヤとスントケ・・あなたがたは、主にあって一致して下さい」と。ピリピ教会は、外部からの迫害もあった。そのためにどうしても一致が必要であった。そして、「キリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがある」のだから一致を保ち、志を一つにして行くようにと。

 

 

教会の一致を妨げるものが、「自己中心」「虚栄」だ。そして一致に必要なものが「へりくだり」だ。それは「互いに人を自分よりもすぐれた者と思う」ことだ。私たちは皆、自分のメガネを持ち、自分の物差しを持っている。これが自己中心であり、自分の思いに固執する。そして自分の益だけを求める。

 

これが妨げとなり、相手の本当の姿を正しく見ることができない。これを捨てる時に、初めて相手の立場に立ち、理解して行くことができる。「虚栄」とはプライドであり、自分が特別な人間だと認められたい。主のへりくだりと対極をなす。へりくだりとは、「人を自分よりもすぐれた者と思」う事だ。

 

--------------それぞれに豊かな賜物、個性の持ち主が心を合わせて主に従うには、”常に自己中心の自我と戦いそれを手放せるように”との隠れた祈りの連続ではないだろうか。