「これこそ悩みのときの私の慰め。まことに、みことばは私を生かします」詩編119:50

道に迷った事があるだろうか。方向もわからず、どこへ向かえば良いのかわからない。その時は、交番か、地の人に聞けば進める。停電で、暗闇の経験があるだろうか。ロウソクや懐中電灯でホッとする。飛行機や船の航行はどうだろう。雲におおわれ、嵐の中で、何も見えなくなった時、羅針盤や計器によって正しい方向に進める。

 

これらが霊的生活においては神の言葉だ。どの方面に進むべきか、どちらを選択すべきか、わからない時、御言葉は方向を示し、確かな指針を与えてくれる。又、苦境の時に、どうすべきかを教えてくれる。経済的苦境、対人関係の苦境、仕事上の問題、健康の悩み、そんな時に、御言葉は、なすべき事を教え、心の内側も照らし、励まし慰めを与え、平安へと導いてくれる。

 

ある人が失業し、就活は次々と落ち、貯えも底をつき、不安と恐れ、思い煩いで一杯だった。どうしてよいかわからない。この苦境で「御言葉を下さい」と切に祈り求めた。すると「すべての事について感謝しなさい」との言葉が臨んだ。答えだとわかった。それで「失業を感謝します。まだ職が無い事を感謝します」と祈った。

 

その時に不思議が起きて、不安と恐れが消えて、心にすうーと平安が広がった。御言葉に従った時に、状況は変わらないが、心が変えられた。前に進めた。次に「求めなさい・・捜しなさい。そうすれば見つかります」に従って、平安の内に職捜しができた。そしてふさわしい職が与えられた。

 

-------------環境の上に安心を置いていたことを問題が来ると示される。そして御言葉の上に信頼するときに平安が来ることを学ぶ。御言葉を求めよう。慰めと力が与えられる。