「そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします」使徒6:4

人々がどんどん救われ、聖霊が力強く働く初代教会に問題が起きた。ギリシャ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して、やもめたちが、毎日の配給で、なおざりにされているとの苦情が来た。そこで十二使徒は、弟子たち全員を呼び集め、この問題の解決に当たる時に、御言葉の奉仕がまず一番大切で、最優先であることを伝えた。

 

つまり、神の言葉を教える事をあと回しにして、食卓の事に仕えるのは良くないと。神の言葉の奉仕を最優先にし、全員一致して、問題の解決に当たりたいと。その結果、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち7人を選出して、この事態に当たらせることになった。そしてペテロたちは御言葉の奉仕を優先できるようにした。

 

この解決は全員の承諾を得、一致の中で行えた。皆に平安があった。問題に良い解決が与えられた結果、「こうして神のことばは、ますます広まって行き」「弟子の数が非常に増えて行き、多くの祭司たちが次々に信仰に入った」。問題解決だけでなく、更に素晴らしい結実が与えられた。

 

私たちにも、常に問題は起きる。その時に、「もっぱら祈りとみことばの奉仕に励み」の示しの通り、まずよく祈り、御言葉に聞き、主の導きを求めて行く時に、道が示され、良い解決が与えられて行く。問題が起きた時には、神の言葉をあと回しにして、自分で考え、自分で動き回るのでなく、まず祈りと御言葉に聞いて行くことが大切だ。

 

-------------問題が起きた時には、御言葉によって御心を知り、祈りによって主に知恵を求めよう。それぞれの考えでは、いつまでも一致はない。御言葉に従うところに平安が戻り、真の解決に導かれる。