「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」 ピリピ4:7

ある人が、急な難題が起きて、不安と恐れでいっぱいになった。何をどうして良いかもわからない。胸が苦しく、痛くなるほどだ。どうすれば良いのか、誰にも言えず、悶々状態だ。真っ暗のように感じる。どんどん心が落ちこんで行く。ネガティブな方へと向き、何もかもがダメになるように思えてしまう。

 

しばらくたって、はっとした。そうだ主が飛んでいた。御霊が気づかせて下さった。とにかく真っ暗な心で、主のもとに行った。心はどんより重い。しかし御前で、何が何だかわからない、心の内を、あるがまま素直に主に告げて行った。そして、ただただ主の御前にいた時に、小さな御声が聞こえて来た。

 

「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたの願い事を神に知っていただきなさい」。「何も」いっさい思い煩うなと。そして「あらゆるばあいに」と言われている。それで続けて、願い事を主に告げて行った。その時、「神に知っていただきなさい」の御言葉により、神に知っていただいた、との確信が来た。

 

「神が知って下さった!」との確信に、もういいと思えた。神が知って下さったのなら、何を心配する事があろう。どうであれ、最善へと導いて下さると信じる事ができた。状況は変わらず、まだ同じなのに、心に平安が臨んだ。不思議な恵みの経験だった。

 

-------------祈っているうちに不思議に不安も心配も軽くなっている。今、重苦しい心配事があるなら、考え込む前に神に差し出そう。事の全てを知っておられる神が心を守ってくださる。