「しかし、舌を制御することは、だれにもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています」ヤコブ3:8

舌は火であり、不義の世界であり、からだ全体を汚し、人生の車輪を焼くと。舌を制御する事は誰も出来ないと言っている。どうにもならないほど、大変な事だ。そうであれば、舌を制御するにはどうしたら良いのか。これは舌、口の問題でなく、私たちの心の問題だと言っている。

 

「心に満ちている事を口が話す」と。心が先だ。よく心に不満が溜まってしまって、爆発すると言うが、心に我慢となって蓄積した事が、何かが引き金となり噴出してしまう。又は、日頃ずっと思っている事が、ひよっと口に出てしまう。抑えて我慢していても必ず出る。又、逆に、これを言おうと、心でしっかり思っている事を口にする。

 

話し方どうこうの問題でなく、心に潜んでいるものの問題だ。憎しみ、妬み、敵対・・があるなら、必ず言葉となって出て来る。悪口やとげのある言葉が出る。心に満ちている事を口が話す。心にも無い事を言うのでなく、心にある事を言う。それは人を傷つけ、周囲に害毒を流して行く。主のもとに行き、心にある問題を打ち明けよう。

 

心の中の憎しみ、妬み、敵対心、虚栄心、プライド、貪欲・・一つ一つを主に持って行こう。主は受け止め、取り扱い、悔い改めに導いて下さる。人との関係以前に、自分と主との関係が問題だ。主との間に妨げなく、自由な交わりがあるなら、心は平安だ。その時、舌が守られる。我慢するのでなく、御霊の平安が心を支配するので、心に余裕があり、舌を制御して行ける。-------------傷つけられたり、嫌な事があると苦い思いを持ってしまうが、苦い思いにサタンの誘惑も来る。主の助けに頼ろう。失敗してもくり返し実践しよう。