「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい」エペソ6:11 

私たちの格闘は悪魔に対するものだが、まず悪魔に「機会を与えるな」とある。機会を与えるのは自分自身だ。悪魔は私たちの心に、足場を得ようと常に狙っている。カインは怒りにより、悪魔に足場を与えた。悔い改めて、罪を治めるべきであった。しかし、カインはそうせずに、アベルを殺害してしまった。

 

サウル王は妬みにより、悪魔に足場を与えた。妬みを悔い改め、主に拠り頼み、捨てる事をせず、悪魔に機会を与え続けた。ダビデは、高慢により人口調査の罪を犯した。勝利に次ぐ勝利に、高ぶった。人口調査で自らの力を誇ろうとした。神でなく兵力に頼るよう誘惑された結果だった。部下ヨアブが、神への反逆だと阻止しようとするが、ダビデは聞かない。

 

その結果、神の怒りを招き、民に災いをもたらす事になった。悪魔は、忠実であったダビデにさえ巧妙に働いて、姦淫と殺人の罪を犯させた。私たちは自分の心を見張り、守る必要がある。又、悪魔は狡猾に「疑い」を引き起こす。「これでも神は愛なのか」「本当に守ってくれるのか」「必要など与えられるのか」。足元が揺れ動き、ぐらつく。

 

対人関係に「疑い」を起こし、疑心暗鬼にし、不信感を植え付ける。サタンの誘惑だ。赦さない心は悪魔に足場を与える。赦し合おう。今、悪魔の攻撃に会っていないか。足場を与えてしまっていないか。心をしっかり見張ろう。サタンの策略に気づけるよう祈っていよう。

 

-------------思いがけない衝動で罪を犯してしまう、その背後にサタンがいる。この思いは御聖霊によるのか、それともサタンからと自分で解決せず主に委ねていこう。必ず気づかせてくださる。