「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません」ヤコブ1:22

聞いた御言葉を実行する時に、初めて実を結ぶ。聞くだけで、もし実行しないなら「自分を欺いて」いると言っている。まず御言葉の聞き方はどうだろう。自分の事として聞かず、他人事に聞いてしまう。あの人に、この人にぴったりだった・・。又、観客が、映画でも観るように、傍観者として聞いている。自分の事として聞いていない。良いお話になる。

 

種蒔きのたとえの、道ばたに落ちた種だ。自分に語られた言葉として受け取らないなら、心に入る事がない。又、この御言葉はもう知っている、との態度で聞く時にも、頭で聞いていて、御霊によって聞かないので、心に入らない。

 

サタンが種を奪って行ってしまう。種が根付かない限り、実を結ぶ事が無い。 私たちの聞き方はどうだろう。他の事を考えながら、御言葉を聞いていると、右から左へと何も残らず流れてしまっている。サタンの妨害だ。サタンが次ぎから次へと思いを吹きつけ、御言葉を入れさせない。自分では聞いているつもりなので、気づかない。

 

御言葉を聞く時には祈りが必要だ。祈って自分の事として受け取る時に、御霊の助けのもと、心に入って来る。そしてその聞いた御言葉を、聞くだけで実行しないなら、「生まれつきの顔を鏡で見る人のよう」だと言っている。鏡で自分の顔を見て立ち去ると、すぐに忘れてしまう。

 

御言葉は鏡であり、自分の本当の姿を映し出してくれる。罪を示し、心の動機を映し出す。悔い改めて、正す事が、御言葉を実行することであり、その行いによって祝福される。その時に、実を結び、成長して行く。

 

・・・・・・・・・御言葉を聞いて、心恵まれて、良かったとそれで終わるなら、聞くだけの者で、自分を欺いていると言われている。すぐに忘れてしまい、聞かなかった事と同じになる。御声を聞いて示された事を祈って実行してみよう。どんなに祝福されるか経験して行ける。