「そこで、主は、カインに仰せられた。『なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか』」創世記4:6

カインとアベルが二人共、主に献げ物を持って来た。カインは地の作物から持って来て、アベルは、最良の初子の羊を、自分自身で持って来たとある。すると、アベルの献げ物は受け入れられ、カインの献げ物は受け入れられなかった。神のえこひいきだったのか。しかし「私たちの神、主には、不正も、えこひいきもない」と御言葉にある。

 

受け入れられなかったカインはひどく怒り、顔を伏せた。そのカインに、主は「なぜ憤っているのか、顔を伏せているのか。あなたが正しく行なったのであれば受け入れられる」と。つまりは、カインは正しく行っていなかった。又正しい心で行っていなかった。神が正しくないと言われているので、悔い改めたら良かった。

 

カインは怒りで、顔を伏せていた。心閉ざしてしまった。主に、どのように献げたらよいのか聞けば良かった。自らの気持ちを告げて行けば良かった。しかし心頑なにし、拒否し、怒りは増幅して行った。怒りは罪を引き起こして行く。罪が戸口で待ち伏せしてると。主は、罪を治めるようにと警告された。罪を治めるとは、罪を告白し、悔い改め、十字架の赦しを受け取ることだ。

 

しかしカインは、怒りの矛先がアベルに向き、妬みが激しい憎しみとなり、殺人へと至った。弟を殺害してしまった。どんな時にも、愛して下さっている主に、顔を伏せないで、向いて行くことが大切だ。豊かな赦しが備えられていて、御心へと導いて下さる。主に向いて行こう。

 

----------

最初に気づいた心の苦さをすぐに主に差し出せば、新たな道に進めるのに悔い改めを邪魔する肉の思いがある。主に差し出そう。主はあふれる恵みをもって光の中に連れ戻してくださる。