「神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません」Ⅰコリント10:13

私たちは、誰しも経験があるかも知れない。平穏に、何ら問題なく平和な日々を過ごしてる中で、突如として、気がつくと、大きな厳しい試練の中にいる。何がどうなっているのかもわからない。苦しいつらい状況に置かれている。戸惑い、わけがわからない、心は混乱状態で、大パニックだ。

 

突如、真っ暗なトンネルの中にいて、先が全く見えず、恐怖と不安に襲われる。時に経験する事があるが、しかしどんなに真っ暗であろうと、主の御手の中だ。御手に支えられている。ヨブも突然の試練に会った。すべての持ち物も、子供たちも失ってしまった。普通なら言葉を失う、呆然自失状態だ。

 

弟子たちも、向こう岸へ渡ろうとしていた時に突然の大嵐に会った。プロでベテランの漁師であり、嵐にはよく会っているはずが、死にそうなほどの恐怖を覚える大嵐だった。うろたえて、舟のともで熟睡中の主を起こしたほどだ。突然の出来事に大きな不安と恐れに襲われる。しかしヨブの試練に、主はサタンに限界を定めておられた。ここまでは良いが、これ以上はいけないと。主の主権の中だ。嵐でパニックになった弟子たちだが、その嵐も自然界の支配者である主が起こされていて、主ご自身がその嵐をしずめられた。すべて主の支配の中だ。突如の試練に驚き慌てるが、「永遠の腕が下に」、主の限度の中、耐えられない試練は無いと明言されている。 そして脱出の道が備えられていると。

 

状況に飲み込まれるのでなく、どこまで御言葉を信じて、御言葉に立てるよう、御霊の助けを祈ろう。御霊は助けて下さる。

 

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問題の中で、耐えられないような試練はないと気づくとき力が湧いてくる。この約束をして下さったのは真実な神だ。試練には必ず脱出の道があると信仰が働きはじめる。