「みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に悟りを与えます」詩篇119:130

ある人が信仰ゆえに、家族の迫害に会い、教会へも行かせてもらえず、密かに教会の人々と連絡を取り、一人で信仰を守っていた。目の前の状況は、実につらく、苦しい。反対する周囲からの、深く傷つく言動、態度、置かれている状況を見ると、失望落胆するような事柄ばかりだ。心が沈んでしまい、暗く重くなってしまう。

 

これから先もどうなるのだろうと思うと、真っ暗になり、思い煩いにどっと襲われそうになる。しかしそんな中で、聖書を開いて、御言葉に向かう時、まさに主がすぐそばにおられるかのように、生きた言葉となって、ビンビン心に響き、力が与えられた。御言葉により、励まされ、新たにされた。まるで闇の中にある光のようだった。

 

神の言葉は霊であり、いのちが宿っている。心が引き上げられる。状況は何も変わらず、同じ環境なのに、心に不思議な平安が与えられる。感謝が湧き、主がおられるから大丈夫だと、先にも希望が持てる。御言葉によって変えられる。苦しい状況の中であっても、確信持って、前に歩んで行ける。神のみわざだ。御心なら状況を変えて下さる。

 

しかし、しばしば経験するのは、状況は変わらないが、私たちの心を変えられる事だ。平安を下さるので、問題が問題で無くなってしまう。あなたも今悩みの中だろうか。状況からも、自分からも目を離し、主に向き、御言葉に向かおう。主は御言葉を与えて、心慰め励まし、新たにして下さる。

 

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御言葉を開くと、それまで支配されていた状況やそれに呼応している自分がすっと消えて、真に頼るべき主に帰れる。平安が戻ってくるのを経験する。御言葉に向かおう。