「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい」エペソ6:11

サタンに真理はなく、サタンは偽り者と御言葉は言う。偽りの父であり、私たちを巧妙にだますと。黒を白、白を黒と言い、欺いて来る。サタンは嘘つきで、真理がない。絶えず嘘で誘惑し、攻撃して来る。つまり、間違った動機を正しく思わせ、良い動機を間違ったものとし、思いを混乱させる。又、巧妙で、半分の真理に、半分の嘘を混ぜて来る。半分まともなだけに非常に識別しづらい。

 

又、サタンの誘惑は、巧みに自分の欲望に、願いに、ピタリと合致してやって来る。自分の思いと一つになっているので、しばしば全く気づかない。自分の思いと違っていたなら、わかりやすいが、自分のしたい事であり、強い願望だとなかなか気づけない。エバは自分の願望と合致していたため、見事に誘惑に引っかかってしまった。

 

酔酒やギャンブル、妬み憎しみのようなストレートな事ならわかりやすいが、良い事で、一見合法的な事で誘惑して来る。自己実現や、自己啓発、見た目にはわからない。だが、その動機の裏に自分の栄光が隠れていたりする。目が向いているのは、神でなく、どこまでも自分であり、根は自己愛だ。

 

又、時には趣味、好きな事・・でも誘惑して来る。それらは良いものだ。楽しみは神が下さるもので、良い気分転換、リフレッシュの時も下さる。が、落とし穴もあり、適度ではなく過度に、のめり込み過ぎると、時間が取られてしまい、霊的な事柄への時間が奪われてしまう。少しずつ少しずつ、霊的食欲が減退させられて行く。

 

「すべてのことはしてもよい。しかし、すべてのことが有益とはかぎらない」の通り、罪ではないが、有益でもない事で、ダラダラと時間を奪われ、神との交わりの時間が圧迫され、おろそかになってしまう。サタンの誘惑に要注意だ。判断の基準は、それをする事で霊的食欲が増進するか、減退して行くかだ。

 

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天に帰るまでは、日々霊の戦いである事を、わきまえて祈っていよう。生活の中で、サタンを忘れさせる事が敵の最大の攻撃だ。「あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいるあの者よりも力があるからです」に立っていよう。主はサタンをも利用して、私たちを霊的に成長させて行って下さる。