「苦しみのうちに、私が主に呼ばわると、主は私に答えられた」詩篇120:1

信仰生活の中で、突如の悩みや問題にぶち当たる。そんな時、どうするだろう。まず、何とかしなければと、ああでもない、こうでもないと、頭をグルグル巡らせ、今までの経験、方法を駆使して、対策を考え出すだろうか。しかし、どうにもできない。目の前の事態にどうしても解決策が見つからずに、パニックに陥るだろうか。

 

真っ暗闇に放り出されたように、不安と恐れの深い淵に落ち込み、思い煩いでいっぱいになる。心臓が圧迫されるような苦しさと痛みを感じる。そんな時、まずすべき事は「わたしを呼べ」と言われている、主を呼ぶことだ。頭を巡らし、動き回る前に、主を呼ぶことだと。主に呼ばわる時、まさに主に触れる。

 

詩編記者も「死の綱が取り巻き、よみの恐怖が襲い」「苦しみと悲しみの中にあった」。その時「主の御名を呼び求めた」。「主よ、私の命を助け出して下さい」と。その結果、「たましいを死から、目を涙から、足をつまずきから救い出された」。主の御名を呼ぼう。必ず主がいかに真実であるかを経験して行く。

 

人気の店では、よく列をなして人が待っている。美味しい食事をするためには、順番を待たねばならない。それでも人々は待っている。電話や携帯は便利だが、すぐに話したくても、話し中に出くわす。私たちの主はどうだろう。順番待ちも、話し中も決して無い。即、喜んで耳を傾け、受け止めて下さる。深夜、早朝、時間制限も無い。あなたも今すぐ、目の前の問題に「主を呼ぼう」。

 

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考え悩む前にまず祈ろう。問題と自分の間に在るのは何だろう。全て問題は神を通って自分のところに来ている。率直に、偽らざる思いを主に告げよう。