「いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい」エペソ5:20

ある父親は、子供に対して、常にダメ出しをしていた。言葉遣いから行儀作法に関して、学業成績、又、勉強の仕方・・特に休みの日など、朝から晩まで、どうしても子供の欠点が目について仕方が無かった。

 

ガミガミと注意した。子供にすればずっと叱られるばかりで、何の楽しい事も無かった。 父親自身もストレスでいっぱいになり、楽しくも無く平安も無く、暗い重い心で主の御前に行き、祈った。心を打ち明け、祈っていた時に、絶えず「今のお前ではダメだ」と子供を否定するメッセージを、送り続けている事に気づかされた。否定しかしていないではないか。どんなに傷つけていた事かと思い至り、心から悔い改めた。

 

その時に、主から家庭が与えられている事に、心からの感謝が湧いた。そして子供を主に感謝した。すると心に変化が起きて「今のお前がいい」との気持ちで接するようにされた。いてくれる事が感謝だと。ある妻は、いつも夫に対して、不満だらけでイライラが募っていた。

 

家事を手伝わないこと、自己中心なこと、ワンマンな物言いと態度、常に命令口調で、いちいち怒りが沸いて仕方が無かった。心の中で腹を立て、口にこそ出さないが、責めては裁いていた。夫に対していつも苛立ち、平安が無かった。余りに悶々で苦しいので、主の御前に祈りにもって行った。

 

祈り静まっていた時に御霊に示された。夫が自分の思い通りでないので、裁いている事に。自分の思いを押しつけようとしている、自分の強い自我に気づかされた。自分の思いが中心である事を悔い改めた。神に、御言葉に従い、まず夫が与えられている事に感謝し、そして夫に感謝した。

 

その時、不思議が起きて、今まで決して見えなかった、夫の長所が見えて来た。今まで欠点しか見えていなかった。長所など全く見えなかった。主の祝福だった。この結婚が建て上げられ、神の栄光が現わされるようにと、祈りが変えられた。感謝することの祝福と力を見せられた。

 

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昨日も今日も恵みはいつも十分に注がれているのに、足りないものを数えて祈ってしまう。与えられている恵みに気づけるよう、感謝して受け取れるように祈りたい。