「彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです」ヨハネ8:44

サタンは嘘つきだと言っている。攻撃の手段は「嘘」で、「彼のうちには真理がない」「偽りを言う時、自分にふさわしい話し方をしている」「彼は偽り者であり、また偽りの父」だと。サタンは嘘そのものだ。真理が無い。エデンの園で、エバに攻撃の牙をむいた時、神の言葉に疑いを持たせた。「神は、ほんとうに言われたのですか?」と。

 

そして暗に神が「あなたがたの目が開け、神のようになり、善悪を知るようになること」が嫌なのでは?との巧妙な猜疑心を投げかけた。つまり愛されているわけではないのでは?と。サタンの大嘘だった。サタンの手口であり、騙そうとしてくる。しばしば、あなたにも向けられるだろうか。

 

病気、けが、リストラ、倒産、別離・・「どうしてこんな事が?」「神は本当に愛して下さっているのか」「愛されていないのでは?」「愛されているのなら、何でこういう事に?」。自らの内に、ふつふつと湧き上がる思いだろうか。サタンからの攻撃だ。ユダに主を売ろうとする思いを入れたのもサタンだ。「悪魔は、ユダの心にイエスを売ろうとする思いを入れた」とある。

 

しかしこれは、自分が思っているとしか見えない。サタンが入れた思いだが、必ず、自分が思っていると思ってしまう。自分の考えだと思い、そのように行動してしまう。サタンだなどと思わない。それが攻撃だ。疑いの思い、不信感、御言葉に反する思いは、サタンからの思いだ。ついて行かないよう、拒否するよう、よくよく識別し、祈っていよう。

 

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主の御声とサタンの声が、どちらも思いとなって湧いて来る。そしてサタンは御使いに変装し、神に似せて来るので紛らわしい。合理的で信仰的で良い考えに思えてしまう。間違ってしまう。よく祈って主に拠り頼んでいよう。祈り心でいる時に、御霊により守られる。