「人は自分の行ないがことごとく純粋だと思う。しかし主は人のたましいの値うちをはかられる」箴言16:2

私たちは普段、日常生活で様々な計画を立てる。今日一日の計画から、一生涯の、また老後の人生プランまで様々だ。そこには良い仕事に就く事、幸せな家庭を持つ事、出世する事、趣味を楽しむ事、財産を築く事・・それら自体は決して悪い事ではない。仕事で努力し、結果を出す事、名を上げる事、財を築く事も全く悪いことではない。

 

目標に向かって、努力する事は良いことだ。しかし大切な事は、それらに突き進ませている、心の内側の「動機」だ。信仰には、動機に目を向ける事が大事な事だ。どうして財を蓄えようとするのか? なぜ仕事に邁進するのか? 私たちの「動機」が非常に重要だ。今、目の前の計画の動機はどうだろう。御霊によく探って頂こう。

 

誰しも「自分の行いがことごとく純粋だと思う」、自分の動機はきよいと思う。が、「主は人のたましいの値うちをはかられる」。主はまさに動機を見ておられる。主のための奉仕、他者を助ける計画の動機はどうだろう。自分を喜ばせるためか。自己満足のためだろうか。

 

自己実現や、あるいは虚栄心、プライド、人からの賞賛を求めてだろうか。それとも神をお喜ばせするためだろうか。御霊は心探って下さる。そして「あなたのしようとすることを主にゆだねよ」とあるように、立てた計画に固執するのでなく、それをまず主に委ねよと。

 

その時、「動機」を正しく軌道修正し、主に喜ばれるものとして、導いて行って下さる。そして「あなたの計画はゆるがない」。そして主が成し遂げて下さる。

 

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夢中になるあまり気づくと主に聞くこともなく走っていないだろうか。日々、主の聖さ、正しさ、愛に触れていよう。主は、自分の姿を見せてくださる。気づいたところからやり直せる。