「この、国々のいっさいの権力と栄光・・それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。ですから、もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう」ルカ4:6

サタンはすべての国々とその栄華を差し出し、主を自分に服従させようとした。サタンに従うなら、これをすべて上げるよと誘惑した。神からでなく、サタンから来るものだ。私たちにも同様の誘惑が来ている。神の御心に従うのでなく、自分のしたい道、好きな道を行き、自分の思いを遂げ、思い通りに進みたいと言うことだ。

 

これがサタンの誘惑だ。そうすれば地位が得られ、人からの賞賛が得られ。自分の才能が更に開花し、自分が生かせると。これがサタンの囁きだ。ある人は、自分の才能が発揮できて、且つ高給で、地位を約束されるというヘッドハンティングが来た。今、移動するのは、御心でないとわかっていたにかかわらず、すべてが魅力であり、強く惹かれ、欲望に合致し、乗ってしまった。

 

高給だけあって仕事はハードで、且つ高レベルで大変だった。霊的な事のための時間は全く取れず、平安を失って行った。御心をそれさせるサタンの誘惑であった。あなたにも自分の欲望に合致した、魅惑的な事柄が来ているだろうか。自分の思いで判断せず、よく祈って御言葉に聞こう。

 

主は御言葉に立たれたので、サタンは退かざるを得なかった。エバは御言葉でなく、自分の思いに立ったので、サタンにやられてしまった。神の言葉に従う人をサタンもどうも出来ない。今、判断が必要なら、自分で決めずに御言葉に聞こう。御心へと導いて下さる。

 

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主の御思いではなく、自分の思い通りにしたいというのは、根深い肉、自我だ。サタンから来る。しかしそれを通して行くと砂の上に建てた家になってしまう。主の御心の上に人生を建てる時、大きな喜びがあり、必ず豊かな実を結ばせて下さる。