「すべてのことはあなたがたのためであり、それは、恵みがますます多くの人々に及んで感謝が満ちあふれ、神の栄光が現われるようになるためです」Ⅱコリント4:15

時に、突如の事態や、全く予想外の事が起こる。「何で?何で、こんな事が?」とパニックになり、右往左往し、驚き慌てる。又、試練が臨むと「どうして? 私にばかりに」とネガティブになり、反抗したりする。長く祈っているのに、祈りが答えられないと「何で?」と、疑ったり、心を屈折させたりする。

 

ある人が、突然、夫に転勤辞令が下りた。賜物が生かせる仕事に就いて、喜びもって働いていた。これからやりたいプロジェクトに取り組もうとしていた。恵みを分かち合える友人にも恵まれ、楽しい環境であり、教会では奉仕に励んでいた。転勤は、やりがいのある仕事、恵まれた交友関係、生活の基盤である教会、これらをすべてを失う事になる。

 

「神様、なぜ? どうして?」大変な葛藤があった。が、祈りにより、信仰によって、主の御心を受け止め、赴任先へ引っ越した。すると、引っ越した地で、神の大きなご計画があった事がわかった。近所に聖書に関心のある人がいて、家庭集会に導かれた。その集いは祝福され、近所の人々が次々加えられ、救われる人々が出て来た。新しい友人、新しい奉仕が与えられ、大きな喜びを下さった。

 

自分の行く手が塞がれ、自分の思い通りにならない、更にその先に、神の祝福に満ちたご計画がある。時に私たちの思いを超えた、神のご計画と御心の道に、私たちを運ばれる。思い通りでない時も、主の最善を信じ、主に委ねていよう。

 

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日々の生活に様々な出来事が起こると最悪を考えてしまうが、主のご計画は最善に進んでいる。恵みと平安はいつでも豊かだ。主を信じていよう。