「あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです」創世記3:5

サタンは、何の考えも計略もなく、行き当たりばったりに攻撃して来ない。徹底した策を練り込み挑んで来る。「サタンの策略」と言われているからには、相当の用意周到の策があるという事だ。サタンがエバを誘惑した時に、目が開け、善悪を知り、神のようになることを「神は知っている」と言った。

 

つまり暗に、人が神のようになるのが嫌だから、禁じているのだと。ふっとした不満な思いへと誘い、疑いを生じさせ、不信感へと誘惑したのだった。サタンは私たちに同様に誘惑する。罪を犯した時の事を振り返ってみよう。そこに何らかの不満が無かったか。罪の裏に不満が見え隠れする。心に不満が忍び寄ると、感謝も賛美も失せ、恵みが消えてしまう。

 

最近失敗した状況を振り返ってみよう。対人関係において、イライラして怒りを自制できなかった事、きつい言葉、悪い態度、その裏に不満が無かったか。不満はサタンの巧妙な策略だ。不満という餌で、罪に誘われてしまう。喜びと平安を失ってしまう。それは神への不信感、疑いへと発展する。神は愛していると言うが、愛されてなどいないと、ささやいて来る。目の前の状況はどうだと。

 

愛されているなら、こういう状況にはならないはずだと。知らず知らずに、疑いが忍び寄る。サタンの策略だ。もろに神や御言葉を否定しては来ない。「ほんとうに?」とささやいて来る。お腹をすかしたライオンをわきまえ、御霊の助けを祈っていよう。必ず守られ助けられる。

 

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食べてはいけないのは一本だけ、むしろ食べられる実ばかりなのに、どの木の実も食べられないと思い込んでいく。サタンの誘惑に事実が見えなくなっていく。気づけるよう祈り、御言葉に立っていよう。