「王は・・『では、あなたは何を願うのか』そこで私は天の父に祈ってから、答えた。『・・私をユダの地・・へ送って、再建させてください』ネヘミヤ2:5

ネヘミヤはハナニから、エルサレムの城壁が崩され、門は火で焼き払われた状態である事を聞いた。彼は座って泣き、喪に服し、断食して神に祈った。御前に夜も昼も祈り、罪の告白をし悔い改め、へりくだって祈りに祈った。祈りの中で重荷が増し加わる中、4ヶ月後、王の前に出た。深い悲しみの顔つきであり、王はネヘミヤに尋ねた。心に何か悲しみがあるに違いないと。

 

この時ネヘミヤは王に先祖の街が廃墟になっている事を率直に話した。すると王の方から「何を願うのか」と問うて来た。王はネヘミヤの重荷を察した。そこでネヘミヤは祈った後、再建させて欲しい旨を願った。王は願いを聞き入れ快く送り出してくれた。ここで学ぶ事ができる。

 

ネヘミヤはまずエルサレムの現状を聞いて知った時に、深い重荷が与えられた。それをまず祈りに持って行った。私たちも同様だ。現状を、問題を知る事によって重荷が与えられる。まず現実を知らない限り、重荷の持ちようがない。そして具体的に祈りに持って行く時、更に重荷が増して与えられる。

 

ネヘミヤはその重荷に何かをしたいと思った。その願いは答えられ、神により環境が驚くほどに次々と開かれ、すべての必要が備えられて行った。私たちも重荷に対し、まず祈り、祈りの中で具体的な行動を導かれる。あなたにも、主が見せておられる重荷があるだろうか。

 

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ビジョンが与えられたなら具体的に祈るために現状を知ろう。必要な計画は知らなければ祈れない。核心に向かいより堅い信念が与えられる。