「あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています」Ⅰペテロ5:8

悪魔に機会を与えてはいけないと言っている。悪魔は私たちの心に、足場を得ようと、鵜の目鷹の目で狙っている。カインはアベルへの妬み、怒りにより、悪魔に足場を与えた。その結果、アベルを殺害してしまった。サウル王はダビデを激しく妬んで、殺意を増長しどこまでもつけ回した。

 

祭司長律法学者たちも、主への妬みにより主を十字架へと追い詰めた。ダビデはバテシバを見た時に悪魔に機会を与えてしまった。その結果、姦淫の罪を犯してしまった。見た時に、主を仰ぎ、助けを求めて祈ればよかった。又、ダビデは高慢になり、自らの力を誇りたくて、御心でない人口調査を行った。

 

ユダは悪魔に主を売る思いを入れられ、従ってしまった。「悪魔に機会を与えるな」と言われている。カインはアベルへの妬みを、又サウル王はダビデへの嫉妬を、そのままにせず、主のもとへ持って行き、悔い改めて、助けを求める事ができた。主のもとに持って行かずに、そのままにするなら、悪魔に機会を与えてしまう事になる。

 

その怒り、その妬み、その憎しみを、主のもとへ持って行こう。放っておくと、どんどん悪魔につけ入るすきを与え、つけ込まれてしまう。思いがいつしか行動に移ってしまう。祈りに持って行く時に、悪魔から守られる。そしてどうすべきかを主は導いて下さる。妬みを、憎悪を、捨てるように助けて下さる。

 

-----------

心に湧いてくる様々な苦い思は、こじらせる前にまっすぐ主に祈ろう。サタンの攻撃には主に頼るしか術はない。身を低くし、主に祈り御言葉で身を守ろう。