「ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがあるからです」ヤコブ3:16

誰しも、これまでの対人関係の中で、敵対心を抱いたり、憎しみや恨みを持った事はあるだろう。非難、批判されたり、悪口や攻撃を受けた時に、敵対心を持ってしまう。あるいは、いじめに遭ったり、理不尽な扱いを受けた時には、相手に強い憎しみを抱いてしまう。又、自分の罪ゆえ、相手に妬みを持ってしまう事もあるだろう。そのような時は要注意、要警戒だ。御言葉が警告している。

 

もし心の中に、苦いねたみと敵対心があるなら、真理に逆らって偽ることになると。妬みや敵対心は、上から来たものでなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものだと。そして妬みや敵対心のあるところには、秩序の乱れや邪悪なないがある。私たちが、人に対して敵対心や妬み、憎しみを持っている時には、そこにサタンが足場を得て、サタンが働いて来るので、言葉や態度にサタンの影響を受けてしまう事になる。

 

サタンが絡んできて、憎んでいる相手の事については、正常な判断が出来ず、正常な態度がとれなくなる。感情的になってしまい、言葉にトゲが出て、きつい言葉に、悪い態度となって出てしまう。自制ができずに、サタンに振り回される。恨みや憎悪の苦みが内にあるので、判断も歪み、間違ってしまう。

 

そして問題は気づかない事だ。自分では正当だと思っている。サタンの影響など受けたくない。外に表れる言葉や態度は、心の内にあるものが問題だ。まず妬み、憎しみ、敵対心を主のもとに、光に持って行こう。相手には確かに非があるが、自らの憎しみ敵対心は、主の御前に罪だ。主との間が損なわれしまう。主にゆだねられるよう祈ろう。

 

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もし相手の悪だとしても、自分で復讐するな、主にゆだねよと言われている。「復讐はわたしのすること、わたしが報いをする」と。憎しみや敵対心をもったままでは、平安が無い。主に明け渡した時に自分自身は平安にされる。ゆだねることができるように、祈ろう。