「窮した者の祈りを顧み、彼らの祈りをないがしろにされなかったからです」詩篇102:17

ある人が、ある月末に経済的苦境に陥った。赤ん坊のミルクが無くなってしまい、買うお金が無かった。夫が、とりあえず友人に借りると言った。給料が入ればすぐに返せる。夫の友人は快く貸してくれるだろう。しかし自分はクリスチャン、まず主に祈り、主に頼りたい。

 

心の中で主に向けていると、夫が、「先にちょっと父親を見て来る」と出た。すぐ近くで独り住まいの父親が体調崩し伏せっていた。夫が出た後、主に祈り始めた。必要が与えられるように、切に祈りに祈った。30分経た頃、ふと人の気配を感じ、振り向くと、夫がミルク缶とおしめを持って立っていた。びっくりして、どうしたのかと聞くと、父親の所へ行くと、丁度親しい知り合いが来て、見舞金を渡された。

 

それでとり急ぎ必要な物を買って来たと。直ぐなる主の答えに、主を崇め感謝に溢れた。ある人も会社の突如の倒産に、貯えの無い中、とりあえず当座の必要を親戚に借りようと思った。しかし「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」を与えられた。

 

即、人に借りるのでなく、まず主に求めようと。それで必要が与えられるようにと切に祈った。祈り続けていると、以前にお金を貸した人から、まとまったお金が返済されて来た。全く忘れていたものだった。主が共におられるとは何と幸いだろう。

 

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主は愛する者の最善を与えてくださるお方だ。まず主に求めよう。窮地を知っておられる主に祈り一切を委ねよう。祈りと同時にまず主の平安が与えられる。