「今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ」出エジプト3:10

モーセは80歳の時に、神により、エジプトからイスラエルの民を救い出すリーダーとして召された。しかしモーセは80歳の自分、年老いた一介の羊飼いに何ができようか。以前、40歳の時に事を起こして、失敗した経験があり、今さらこの老人の自分にできる事など何もないと思っていた。「彼らは私を信じず、私の声に耳を傾けない」と。

 

そんなモーセに、主は数々のみわざを見せて、この働きは、神の力によるものである事を示し、説得されて行った。しかしモーセはなおも、「私はことばの人ではありません。私は口が重く、舌が重い」と、うまく話す事などできないと言い訳した。自分がいかに無力であるかを言い続けた。すると主は「だれが人に口をつけたのか・・それはこのわたし、主ではないか」と。

 

「わたしがあなたの口とともにあって、言うべきことを教えよう」と。あなたの口が重くとも、そのままで良い。問題無い。わたしが教えると。わたしは、弱いあなたをそのまま用いる事ができると。用いるお方は、全能の主である。この働きは、わたしの働きだと、主は言われる。召し出されたからには、必要な力、知恵、導きを与えて下さる。

 

大事な事は、何もかもご存じの上で、主が、主のご意志で、モーセを選ばれたということだ。「わたしはあなたとともにいる」と。もしあなたも今、新しい導きを受けているなら、すべての必要と力は主から来る。信仰をもって従い、一歩を踏み出そう。

 

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無力な自分を見ていると、いつまでも主に従えないが、主が導かれているのはこのままの自分だと、真実な主を信じていこう。日常の小さな導きにも従う選択をしたい。