「私の心の思いが神のみこころにかないますように。私自身は、主を喜びましょう」詩篇104:34

ある人が、順風満帆であった歩みが、突然、様々な危急の事態が起きて来た。仕事で大きなミスをし、その上、過労で自分自身も体調を壊し、そんな中、家族が急な事で入院、突如の家庭の経済的苦境にも見舞われた。自分は思い通りに動けず、又、状況も全く思い通りにならない。何もどうにも出来ない。この先どうなるのか、どっと大きな不安に襲われる。

 

そのままをことごとく祈りに持って行った。その中で「すべてうまく行っていたのに、問題だらけになった」と思う事を考えた時に、うまく行くことが善、問題は悪、との価値観に気づかされた。又、自分の思い通りにならない状況に、いら立ち、落ち込む事に対しても、自分の思い通りになる事が善、との価値観に気づかされた。

 

又、「どうしてこういう事になるのか?」と不満に思う自分に、信仰すれば、何もかも良くなり、順調に行くはずとの、思い込みがあった事にも気づかされた。私たちも、想定外の色々な出来事を通して、今まで決して気づかなかった、心の底にある思いに気づかされる。根深く培われている肉の価値観だ。普段は気づかずに生きている。

 

様々な事を通し、御霊の気づきを与えられる。自分を知り、新しくされる。成長して行ける。古い価値観を御言葉に代えて行くことで、私たちは思考を変えられて行く。思考が変わる時に行動が変えられて行く。

 

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古い価値観に気づかない限り、変えられることはない。根深くある生まれつきの価値観に気づけることが感謝だ。古い思考パターンに気づける度に感謝しよう。そこから変えられて行く。御言葉は何と言っているか、いつもそこに目を留めよう。主の価値観、神視点へと少しずつ少しずつ変えられて行く。