「何も思い煩わないで・・あなたがたの願い事を神に知っていただ きなさい」ピリピ4:6

 

 思い煩いが、絶え間なく起きて来るだろうか。心配事、不安、恐れは尽きないだろうか。一つ解決すると、又、次の心配事がやって来る。対人関係の悩み、経済的不安、健康上の問題、親子や夫婦の悩み、仕事や学業の問題、日々の些細な様々な心配、老後の事、世の中のこと・・次から次へと襲って来る。

 

ある人々は嗜好に逃げ、又、周囲に責任転嫁をして逃げる。しかし何の解決も無く、苦しくつらい思いは無くならない。心は沈むばかりで、平安も無い。思い煩いと平安は共存し得ない。心は重苦しいばかりだ。こんな時は、どうすれば良いのか。聖書の答えは「祈れ」だ。不安や心配事をそのまま、主のもとに持って行き、祈れと。

 

「何も思い煩わないで」いっさい、一つも思い煩わなくて良いと。今、目の前の問題も思い煩う必要がない。そのまま主のもとに行けば良い。「あらゆるばあいに」例外が一つも無い。大きな問題は勿論、些細な問題、小さな不安、それも含まれる。「あなたがたの願い事を神に知っていただき」つまり主のもとへ心配事を持って行く事だ。

 

主のもとへ行くことが大切で、主との交わりが大事だ。思いのたけを告げ、ことごとく主に聞いていただこう。すると自分の姿が見えて来て、心が整理され、問題が何なのかが見えて来る。混沌状態で乱していた心が落ち着いて来る。主は主を呼ぶ者にいつも知恵を下さる。何を求めるべきかがわかる。そしてその祈りが答えられて行く。

 

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何も心配はいらないとの御約束だ。不安がわずらいになる前に、考え込むその前にまず祈ろう。必要の全てを知ってくださっている。不安なままで御父に祈るとき不思議に感謝も口をついて出る。