「そこで蛇は女に言った。『あなたがたは決して死にません』」 創世記3:4

サタンがエバを誘惑しにやって来た。エバがどんな状態なのか、試したのだろう。「神はほんとうに言われたのか」と。「神」や「神の言葉」を出して来て、安心させ、そうではないと、エバが反論し乗って来るように仕向けた。無神論や神否定なら、はなから警戒して接するが、神も御言葉も認めているので、同じものかと、心を許してしまう。

 

そして、サタンは、エバが御言葉が不確かで、おぼろげで、御言葉に立っているのではない事を見て取ると、一気に攻撃をしかける。「あなたがたは決して死にません」。神は、善悪の知識の実を食べると、「必ず死ぬ」と断言された。正反対だ。こんな明白な事はない。しかし最初から、「決して死なない」と言われるなら、即、間違いがわかるが、サタンの声に聞いて乗って行ってしまうと、説得されてしまう。

 

極めて狡猾で巧妙だ。エバは御言葉に立っておらず、自分の思いに立っていたので、サタンにやられてしまった。サタンに聞いて行くと「決して死にません」と言われて、もはやおかしいと思わない。更に「神のようになり」と言われて、誘惑が核心を突いて来る。神のようになりたい。自分で好きなように判断し、自分の思い通りに生きて行きたい。

 

そう言われて木の実を見ると、もはや識別力も判断力も飛んで、禁じられた木の実が、魅力的で、心地良く、素晴らしいものにしか見えない。食べるのは時間の問題だ。このサタンが朝起きた時から、ずっと言葉を発して来ている。言葉が飛び交っている。祈り無くして、見分けられなくなってしまう。サタンをも利用される、主に拠り頼み、識別を祈っていよう。

 

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自分の思いでサタンに関わらず主のように、聖書にはこう書かれているとサタンを撃退したい。くり返し御言葉を読もう。自分の思いは曖昧だが、神のことばは鋭利で鋭い。