「あなたがたが、私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます」ピリピ4:9

ある人が、職場で厳しい問題に直面していた。プロジェクトがうまく行かず、行き詰まっていた。対人関係でも問題を抱えていた。心は重く、苦しく、仕事にも生活にも、どっちを向いても、せっぱ詰まった状況だった。どうにもならず、助けを求めて主の御前に出た。心の内をことごとく告げながら祈っていた。

 

すると、やはり祈りが大切と「わたしを呼べ」「絶えず祈れ」「何も思い煩わず・・告げよ」と祈るように示された。実は多忙の中、祈りの時が全く持てていなかった。主との交わりの大切さを、今一度覚えさせられた。とにかく従おうと、その日から「祈る」事を始めた。

 

朝のデボーションで、又、道を歩きながら、雑用をしながら、夜寝る前に「祈り」を実行した。示しの通りに祈りを続けていると、気づきが与えられた。「自分が」「自分が」と自分が立ち、自分の力と自分の頑張りで、やっていた事に気づかされた。この挫折が無ければ、更に自分の頑張りに拍車がかかり、バーンアウトしていただろう。

 

肉の頑張りを認め、明け渡す事ができた。肩から力が抜けて、平安にされた。委ねていると、しばらくして仕事の突破口が見つかり、軌道に乗り出した。対人関係も解決の糸口が見えた。御霊に示された通りに従った時に、御霊が働かれて、目の前の硬直状態だった事態が動いて行った。示された事に従うことが大切だ。今、示しがあるなら、その通りに実行しよう。

 

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御言葉を実行する時、平和の神が共におられると。今、目の前に与えられている御霊の示しに従えるよう祈ろう。実行できるよう確かに助けて下さる。そして一歩従うと、次の展開へと導かれて行く。不思議なみわざを見る。まず意志を向けよう。従う力は主から来る。 

 

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係