「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納める こともしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養ってい てくださるのです」マタイ6:26

ある人が働いていた小さな会社だったが、突如の倒産で、どうにもならなくなった。給料も滞っていた中、途方に暮れた。様々な支払いはどうすればよいのか。貯えも無い。非常に困惑してしまい、どうして良いかわからない。ふっと主を見上げた時に「わたしは決してあなたを離れず、またあなたを捨てない」との御言葉が心に浮かんだ。主の語りかけだった。

 

心にポッと光が灯ったようだった。嬉しかった。そして祈って行く中で、大丈夫だと思えて、段々と心が落ち着いた。主が共におられる。愛して下さっている。主にはしようとしておられる事がある。立てておられるご計画がある。災いではなく、平安と将来と希望のための出来事だ。すべての事が働いて益とされる。この事態も必ず益とされる。

 

そして「何も思い煩うな」「明日のための心配は無用」「空の鳥を見よ」と主に向くと非常に励まされた。経済的必要をお委ねして、祈っていると、不思議が起きた。以前、親しい従姉妹の結婚式の必要のために、その時に使わないお金を用立てしたのだ。感謝と共に、そのまとまったお金が返済されて来た。

 

それですべての支払いが一つも滞る事なく、できたのだった。突然の困窮の事態が、かえって返って素晴らしい主を知る機会とされた。万事益とされた。私たちも色々な事が起きるが、今も、目の前の出来事には意味があり、ご計画があり、万事益とされる、決して見放される事はない。信じて立とう。

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健康も富も全ては主からのものと頭で知っていても、失った時には自信をなくし落胆する。主の祝福はいつも変わらず注がれている。無くてはならぬただ一つのことを信仰の目で知って行きたい。

 

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係