「しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです」ルカ10:42

祈りは呼吸であると言われている。呼吸をしなければ窒息し、死に至ってしまう。それほど大切な生命線だと。誰しも頭ではよくわかっているのだが、なかなか祈れないし、聖書も読めない。主婦もサラリーマンも学生も、皆、忙しく、自分には時間が無いから祈れないと思う。家事に育児に、仕事に勉強に、皆、目が回るほど忙い。

 

ある人が証しした。仕事に追われる毎日で、早朝出勤に残業続きで、ヘトヘトだった。デボーションの時間も取れず、ああ時間さえあれば良いのに、時間が欲しいと思った。そんな中、突然の休暇が与えられた。すると、もう飛び上がらんばかりに嬉しくて、気分転換、リフレッシュと、即、行楽に出てしまった。

 

その時、デボーションができないのは時間の問題でなく、自分の問題だと気づかされたと。時間が無いからとばかり思っていたが、そうでなく、優先順位が神第一でなく、自分の好きな事をするのに忙しいのだと。「どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです」自分は選ばないのだと気づかされた。

 

そしてモーセ率いる出エジプトの数々の奇跡の箇所を読んでいて、パロが災害がひと息つくと心頑なにするが、デボーションを選ばないのは、自分の心の頑なさによるのだと教えられた。それらを祈りに持って行けた。何よりも心の内側を照らされた事に心から感謝した。

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喜びも感謝もない時は、祈る力もなくなっている時かもしれない。気づいたところから御霊の助けを求め祈ろう。一番大切な神との交わりの時を意識して選び取っていこう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係