「供え物はそこに、祭壇の前に置いたままにして、出て行って、ま ずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物 をささげなさい」マタイ5:24

 

 ある人が、友人とちょっとした行き違いで、言い争いになってしまった。どうしても自分は正しいと思うので、強く主張してしまい、相手を否定する事になってしまった。非常に気まずい空気のまま別れた。帰宅しても全く平安が無い。心は重かった。しかし自分は正しいとしか思えない。相手が間違っている。だが平安は無い。

 

教会の奉仕のために、重い心のまま準備しようとするが、出来ない。どうしても出来ないので、どうにもならず、主の御前に行き、祈った。その日の出来事を、重苦しい自分の気持ちを、あるがまま主に打ち明けて行った。洗いざらい感情も吐き出して祈っていると、段々心が落ち着いて来た。

 

冷静になり、自分は正しく、相手が悪いと思っていたが、自分にも非がある事に気づかされた。言い方が悪いし、態度も悪かった。自分を正当化していたし、相手をどんなに傷つけただろう。自分の非を悔い改めた。そして相手にも電話をして詫びた。すると「いや、自分の方こそ感情的になってしまってた」と、謝ってくれた。

 

平安が戻り、心がすっきりし、新たにされ奉仕の準備が出来た。その働きは大変祝福され、主のあわれみを感じた。心が辛く平安が失せる時には、まず主のもとへ行こう。心を打ち明け祈る時に、必ず平安へと導いて下さる。

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兄弟との和解は、単なる人間関係だけでなく神との正しい関係を保つために必要だ。主の前に謙遜になろう。主が求めておられる方へ意志を向けよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係