「道々、お話になっている間も、聖書を説明してくださった間も、 私たちの心はうちに燃えていたではないか」ルカ24:22

 

 主が十字架にかかり、墓に葬られ、よみがえられた。二人の弟子は、墓に行った女たちが御使いから、主のよみがえりを告げられたと聞いた。しかし二人の弟子は信じられず、エルサレムを後にし郷里に引き揚げる。弟子たちは、主がローマ帝国をくつがえし、地上に王国を建てる事を信じていた。思い描いていた事が打ち砕かれ、十字架での無残な最期が余りにもリアルで、よみがえりなど荒唐無稽な事を信じる事が出来ない。

 

挫折感と失望、絶望の思いで、なすすべなく郷里へ向かっていた。突然、そんな彼らのかたわらを歩く人物が現れた。その人は彼らに語りかけ、そして彼らの話を聞かれた。それから御言葉を語り、解き明かして行かれた。彼らがその言葉に耳を傾けて行く内に、不思議に心が変えられて行った。失望に沈んだ心が、赤々と燃えて来たのだ。真っ暗な心に光が来て、燃やされて行った。

 

別れ道に来た時、無理やりに宿泊を願い、家に招いた。その人物がパンを裂いて、渡された時に彼らの目が開かれた。よみがえりの主である事がわかった。「彼らの目が開かれた」時に、そう言えば道中、心が内に燃えていた事に思いが至った。すべては主が目を開いて下さる事による。

 

あれほど信じる事のできなかった彼らが、主のよみがえりを信じた。彼らも不信仰と絶望の渕からよみがえらされた。今、心が沈んでいるだろうか。この弟子はあなただろうか。主は、今、かたわらにおられる。意識して、その主の語りかけに耳を傾けよう。

 

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信仰ダウンしている弟子たちに、主の方から近づき、寄り添われた。心の内を吐露させられ、主は御言葉を語られた。御言葉に真剣に耳を傾けていると、信仰がよみがえって来た。絶望の心に信仰と希望の光が赤々と燃えた。主は御声をかけて下さっている。耳を傾けよう。

 

 

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【日々のことば】

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係