「すべて真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、 すべての清いこと・・そのようなことに心を留めなさい」ピリピ4:8

 

 人はそのままなら、だいたいが、思いは悲観的に、ネガティブに傾きがちだと言われている。少し先で数人が喋っていて、こちらを見ている。そんな時「何か私の事を言われているのでは」と思うだろうか。職場で、近隣で、挨拶をしたが、返事が無い時「気づかなかったかな」「相手は考え事をしてたかな」と思うより「嫌われているのでは」「避けられた」「何か気を悪くする事をしたのか」と思うだろうか。

 

家族の帰りが少し遅いと「事故では」「何かあったのでは」恐れと不安に襲われる。思いは悪いほうへ悪いほうへと向く。そのままならネガティブ思考へと向かう。そんな時、不安や恐れをかき消そうと、もがくと余計に、はまり込む。そして最悪のシナリオが出来上がる。不眠の時に「眠らなくては眠らなくては」と焦り、不眠の事を考え出すと、ますます眠れなくなる時のようだ。もがけば、もがくほど更に落ち込んで行く。

 

そんな時は、あるがままの状態をまず主に告げて、祈ろう。主と交わりを持つと引き上げられる。そして否定的思いを無くそう、消そうと頑張るのでなく、信仰的な事に目を留めて行くと良い。御言葉、賛美、祈りで、心を満たして行くと良い。幾ら思いを無くそうと思っても出来ない。

 

そこから主に目を主に転じることだ。すると悲観的思いが消えて行く。「主のおしえを喜びとし、昼も夜も口ずさむ」とあるように、御言葉を口ずさむ、賛美する、祈る、恵みを数える、感謝する。それを行ってゆく時に、心が平安にされる。

 

・・・・・・・・・・・・

人が主に向くなら自由にされる。主ご自身や、主がして下さった恵み、賛美や感謝、御言葉に目を留めて行く時、ネガティブな思いから抜け出せる。心を空洞にするとサタンが来る。御言葉に思いを巡らし、反すうしよう。賛美や祈りを献げよう。喜びへと変えられる。

 

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係