「私のたましいよ。おまえの全きいこいに戻れ。主はおまえに、良くしてくださったからだ」詩篇116:7

 

 あなたも疲れ果てる事があるだろうか。ある人が過労状態だった。休みたいが、仕事で休暇も取れず、ダウン寸前だった。そんな中、やっと休暇が取れた。休息ができる事に、もう大喜びだった。その休暇に入った途端、バッグを置き忘れ、無くしてしまったのだ。ガックリし、通った道筋をたどり、念入りに探し、関係者に尋ね回り、電話確認もするが全く見つからない。

 

紛失届けを出し、カード類はすべて差し止め、対応に奔走、疲労こんぱいだ。財布にはかなりお金も入っていて、意気消沈した。運転免許証には困り、どうしても必要で再発行に出かけなければならず。結局バッグは見つからず、もう疲れ果ててしまった。せっかくの喜びの休暇が、更に疲れてしまい、これは一体何だったのか。

 

やっと主の御前に行き、心を静め、祈った。そして御心を尋ね求めた。その時、どんなに時間があったとしても、主の平安が心になければ、休めないし、何にもならない事を思い知らされ、教えられた。休息の時間の問題ではなく、主との関係の問題だった。主の下さる平安がどんなに素晴らしいものか、感謝な事かに改めて思いが至った。

 

今一度主との交わりにより、心に平安が戻り、息を吹き返せて、心から感謝した。私たちも同様だ。どれほど休暇があっても、主の平安が無く、思い煩いや心配で一杯なら休養にならない。主がすべての思い煩いや心配事を受け止めて下さる。主の平安に今一度戻ろう。そして、平安のための十字架を覚え、いっさい主に心配をお委ねできるよう祈ろう。

 

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主だけが与える事の出来る、「主の平安」に代わるものは何も無い時間があっても、富があっても、主の平安が無ければ、心は虚い。平安は、主との交わりから来る。心がざわついたり、不安があれば主のもとに行き、親しく交わろう。平安と喜びが戻る。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係