「それは、あなたを苦しめ、あなたを試み、ついには、あなたをしあわせにするためであった」申命記8:16

学生は、そのレッスンがマスター出来たどうかを、いつもテストによって試される。テストによって、学んだ事柄が、身についているかどうかがわかるからだ。主もまた、私たちの信仰をテストされると言っている。試練が、このテストに当たる。「あなたがたを苦しめて、あなたがたを試み」とある。

 

はっきりと主が「苦しめる」「試みる」と言われている。それは「あなたの心のうちにあるものを知るため」と。試練により、普段から心の内にあるが、決して気づかない自分の心があらわにされる。本当の姿が現れるのは、試練の時だ。圧迫もストレスも何も無い順境では、心の奥の姿は現れ出る事は無い。普段は現れない深く潜んでいるプライド、虚栄心、妬み、貪欲、不信仰、自己中心に気づく。

 

圧迫がなければ、決して気づく事のない、自らの心の奥にあるものだ。それらを知り、認める時、次の段階へと成長が与えられる。「荒野で歩ませられた全行程を覚えていなければならない」この1年、歩ませられた行程、試練の中で見せられた自分の姿、又、教えられた霊的教訓一つ一つをしっかり覚えていよう。

 

「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした・・それであなたのおきてを学びました」。「あなたを苦しめ、試み、ついにはあなたをしあわせにするため」だと言われている。練りきよめ成長させて下さるため、神の目的は聖めるため、祝福のためだ。キリストのかたちへと変えるためだ。この1年を振り返り沢山の学びを感謝しよう。

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今年も一年、日々のみことばを通して朝ごとに主を賛美することができ大変幸せでした。有難うございました。

来年は1月5日からの配信になります。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係