「わたしは彼らの咎を赦し、彼らの罪を二度と思い出さないからだ」 エレミヤ31:34

 

  よく「他人と過去は変えられない」と言われるが、目の前の事でなく、過去を思い、くよくよする事があるだろうか。普段は生活に追われて忘れているが、何かがあると、過去の失敗、後悔する過失、傷が思い出されるだろうか。フラッシュバックし、心暗く、重苦しくなり、落ち込む事があるだろうか。悔い改めたその事は、主の十字架の血潮によって、もうすでに完全に赦されているのに、またほじくり出しては悶々とする。

 

判断ミス、選択の失敗、もしあの時、この時、別の選択をしていたら、違う対処をしていたら、又、逃してしまったチャンス、あの時ああで・・、この時こうで・・今、自分の人生は全く違った結果になっていたかも・・堂々巡りしては後悔する。しかし、もし神が、あなたに違った道を歩ませたければ、その時、そう出来なかっただろうか。この事を本気で信じているだろうか。

 

心の奥にとがめや後悔、不安がある時、前進が出来ない。感謝と喜びが奪われてしまう。過去のその所に神を認めよう。「わたしは、もはや決して彼らの罪と不法とを思い出すことはしない」と主は宣言して下さっている。罪は完全に赦され、神が思い出さないと。全き赦しを受け止め、感謝しよう。

 

くよくよ後悔を、きっぱり感謝に変えよう。それが神の喜ばれることだ。神の摂理と御心を認め、信仰をもって受け入れよう。受け入れた時、後ろのものを忘れ、前に向かって、ひたむきに前進して行ける。頭だけの罪の赦しなら、しっかりと心で受け止められるよう祈ろう。

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主が十字架によって罪を赦してくださった。頭ではわかっていてもれを信じられなければ、主はどれ程悲しまれるだろう。赦しの約束を信じられるよう祈ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係