「もしその地の住民をあなたがたの前から追い払わなければ、あなたがたが残しておく者たちは、あなたがたの目のとげとなり、わき腹のいばらとなり、彼らはあなたがたの住むその土地であなたがたを悩ますようになる」民数記33:55

ヨルダン川を渡って、カナンの地に入る時には、その地の住民をことごとく追い払い、石像や鋳造、偶像をすべて粉砕せよと。そしてその地を自分の所有とし、そこに住めと。「わたしがそれを与えたから」と。その地は彼らのものではなく、主ご自身のものだ。氏族ごとにくじを引いて、その地を相続地とせよと。

 

その地の住民を残す事はとげとなり、いばらとなる。根深く強い偶像礼拝から来る堕落、不道徳、混乱は、民に必ず影響を及ぼし、家庭を破壊し、国を滅ぼして行く。先住民たちは、イスラエルにとって必ずや「とげ」となる。そして主は「彼らに対してしようと計ったとおりをあなたがたにしよう」と。

 

民が、先住民を追い払わなければ、民の方がカナンの地から追い払われてしまうと。私たちはどうだろう。形は違うが、心の中に偶像を住まわせていないだろうか。主を圧迫し、隅に追いやってしまうような、主以外の大切なものを住まわせていないだろうか。

 

それは必ずや「とげ」となり「いばら」となり、あなたを悩ませる事になる。平安を奪い、秩序を乱し、主から離れさせる事になる。密かに心に持っている偶像があるだろうか。主に近づける事を妨げる偶像を、主のもとに持って行こう。御霊の喜びが与えられ、成長して行ける。

 

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罪や偶像や惡習慣や苦い根をそのままにしていると、いばらとなり、やがて致命傷となってしまう。これ位は大丈夫と妥協して行くと流されて、鈍くなり、わからなくなって行く。御霊の示しがあるなら、離れたり、捨てて行こう。備えられた豊かな祝福を受け取ろう。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係