「この命令は、きよい心と正しい良心と偽りのない信仰とから出て来る愛を、目標としています」Ⅰテモテ1:5

 

 御言葉には、対人関係について様々示されている。もし誰かが過ちに陥ったなら、御霊の人であるあなたがたがは、柔和な心でその人を正すようにと。そしてそのすぐ後に、自分自身も誘惑に陥らないよう、気をつけるようにと。誰かが間違った事をしているなら、見て見ぬ振りで放っておくのでなく、正すようにと言われている。

 

但しその場合、自分自身が御霊に導かれる必要があると。御霊に導かれ無い限り、そのような働きは出来ない。よくよく祈って御霊の導きを求め、自分自身の心を整えて頂く事が大切だ。まずは一対一で話すようにと。その目的は単なる断罪でなく、主のもとへと導き、相手を建て上げるためだ。「築き上げるためであって、倒すためではない」と。

 

自分自身も、同じように間違いに陥りやすい者であり、弱さを持つ人間である事を踏まえる時に、寄り添わせて下さる。一番大切な事は、愛を持って接する事だ。「愛が無いなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じ」とある。愛によらなければ、うるさいだけで、相手の心に決して届かない。正しいだけであっても、心に響かない。 愛の無い義憤や自己正義は、相手の心を閉ざさせてしまう。何も成し遂げて行かない。私たちは、どんな時も愛が目標だ。主の前にへりくだり、自らに愛が無い事を認め、主からの愛を与えられ、通り良き管として用いて頂こう。

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偽りのない信仰から出てくる愛があるか主に求めて、御霊に導かれて相手に向かおう。人の過ちはよく見えるが自分が一番危うい者だ。やかましいどらやシンバルにならないようよく吟味したい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係